本物かどうかだけじゃない!掛軸査定に影響する4つのポイント
作家の署名や落款の有無
掛け軸を売買する場合に、査定をお願いすることになりますが、その場合には作家の署名や落款の有無が査定額に大きな影響を与えることになります。無い場合には、残念ながら査定額は下がってしまいます。
しかしながら、作家の署名や落款が無い場合でも真作であることを証明することができれば、査定額が下がってしまうことはありません。
作品の希少性
掛け軸を売買する場合には、世の中にその掛軸がそれほど流通していないと価値が出てきます。自分の保有している掛け軸の希少性について把握することが難しい場合には、プロの鑑定士に査定してもらうべきです。
プロの鑑定士であれば、ほとんどの掛け軸の作品の希少性について精通していますので、適正な買取価格を提示してくれるはずです。
本紙や表具の状態
掛け軸を売買する場合には、掛け軸の状態が査定額に大きく影響してしまいます。本紙や表具の状態が良いものであれば、非常に高額での取引を期待することができるようになります。
掛け軸を保有している場合には、虫食い防止などの工夫を普段からしておくべきです。湿度なども気にしておけば、紙の劣化を防ぐことが可能です。
箱書の有無
掛け軸を売買する場合には、掛け軸に付属している箱の有無が非常に重要なポイントになります。箱が無いとどんなに良い状態の掛け軸であっても買取価格が下がってしまいます。
また、掛け軸の付属品なども失くしてしまうと同様に買取価格が下落してしまいます。付属品や掛け軸は失くさないように普段から大切に保管することが肝要です。